自分で日本酒から化粧水を手作りするのは危ない?

化粧水ふりかけ

日本酒が肌にいい、ということを聞いて、「自分でも作ってみたい!」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ただし、せっかく作った日本酒化粧水で、美肌どころか肌トラブルが起きてしまうケースもあります。どのようなことに気をつけて作れば良いのか、注意するポイントをご紹介します。

自分で日本酒化粧水を作る方法

化粧水作り

日本酒を使った化粧水の作り方は簡単!材料はこれだけです。
・日本酒
・精製水
・グリセリン

お酒の種類は何でもいいのですが、純米酒の方が高級な吟醸酒よりも保湿効果の高いアミノ酸を多く含んでいます。後は自分が好きな香りのお酒を選んでもいいですね。

お酒と精製水の割合は好みで。
半々くらいでもいいですし、お酒の香りを活かすなら3分の2くらいをお酒にします。

お酒の香りがちょっと苦手、という方は、鍋などでお酒を温めてアルコールをとばしてから、3分の1くらいをお酒にして化粧水を作るといいでしょう。

グリセリンの量は全体の5%くらいにします。

熱湯消毒したボトルなどにすべての材料を入れて混ぜるだけです。使い切りやすいように、100mlくらいの量で作るといいでしょう。

防腐剤などを入れていないので、冷蔵庫で保管します。

作るときの注意ポイント

注意・ポイント

自分で化粧品を作って使うときはすべて自己責任ですが、肌トラブルを起こさないように注意が必要です。

衛生管理

市販の日本酒化粧水は、当然ですが生産から販売まで衛生管理が徹底されています。
だから使うのも安心ですが、自分で作る際にはビンなどの器具すべてしっかりと熱湯消毒しておく必要があります。

保存料無添加で作るので、糖分の多い日本酒には雑菌が繁殖しやすいんですね。
しかも日本酒はアルコール度数も低く、お酒自体の殺菌効果も低いからです。

作る前に手もしっかり洗って消毒し、器具も清潔な状態で使うようにして、安心して使える化粧水を作りましょう。

保存方法

市販の日本酒化粧水は適度な保存料が加えられていたり、日本酒の含有量が高いので特に使用期限などが明記されていない場合もありますが、手作りの場合はそうではありませんね。

保存料も無添加なので、できれば1~2週間で使い切るような分量で作ります。そして保存は念のため冷蔵庫で。浴室や洗面所など、高温多湿になる場所での保存は適していません。

使い切れないほど作ってしまったときは、すぐに冷凍しておくといいですよ。

もしも使う時ににおいが変わっていたりしたら使用を中止しましょう。

敏感肌の方

日本酒化粧水は肌にもとても優しいものですが、アルコールをとばさずに作った場合、そのアルコールが刺激になってしまい、肌荒れの原因になることもあります。

それを防ぐには、必ずパッチテストをすること。いくら美肌効果の高い化粧品でもすべての人の肌に合うわけではないので、自分の肌に合っているかどうかを確かめてから使うようにしましょう。

肌トラブルを起こさないために

日本酒化粧水

自分で作る日本酒化粧水はリーズナブルだし作るのも簡単!
ですが、きちんと手順を守って衛生管理をしないと、かえって肌には悪影響。雑菌の入ったものを肌に塗ることになってしまいます。

それによってニキビや肌荒れの元にならないとも限らないので、丁寧に作業する自信のない方は、市販の日本酒化粧水を購入した方が無難でしょう。

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