肌が荒れる!?日本酒・麹を使った化粧品は危険ってホント?

日本酒化粧品

近年「日本酒は身体に良い」という情報や、化粧品としておススメという情報を聞くようになりました。
日本酒を利用した化粧品も、とても保湿効果が高く人気を拡大しております。

そんな中、日本酒化粧品で肌が荒れたり、人体に良くないと言われていたりもします。
今回は、日本酒・麹を使った化粧品は肌荒れするのか?その原因は何か?ということをお話しします。

日本酒化粧品に使われている特有の成分について

日本酒化粧品

日本酒化粧品には、アンチエイジングに良い成分や美白効果のあるものなど、豊富に美容効果の高い成分が含まれています。
その成分を細かくみていきましょう。

アミノ酸

日本酒には豊富にアミノ酸が含まれています。
肌の表面には角質層があり、水分の蒸発を防ぐ役割をしています。

さらに、角質層の中にある天然保湿因子(NMF)がこの水分蒸発をガードしているのです。
この天然保湿因子(NMF)という物質の主成分がアミノ酸でできています。

ですので、アミノ酸を豊富に含んでいる日本酒は美容効果に良いと言えますね。

αGG

αGGとは、アルファ・グルコシルグリセロールといい、日本酒の旨味成分になります。
このaGGを肌に塗ると、保湿効果を高めてくれます。

なぜaGGが保湿効果を高めるのかというと、ヒアルロン酸とコラーゲンの生成を促すためといわれています。
ヒアルロン酸(ヒアルロン酸ナトリウム)はよく聞かれたことがあると思いますが、肌の水分保持に欠かせない物質で、加齢とともに減少。

コラーゲンも同じく、肌のうるおいを保つための「保湿成分」になります。
潤いと弾力のある肌を保つために役立つ成分として、日本酒にはこのaGGが含まれています。

フェルラ酸

フェルラ酸とは、ポリフェノールの一種です。

ポリフェノールといえば、チョコレートやコーヒー、ワインなどにも含まれますが、活性酸素などの有害物質を無害に変える効果を持っています。
すなわち、抗酸化作用があります。
加齢によって老化させてしまう活性酸素を除去する働きがあるので、シミなどの対策になるということですね。

アルブチン

日本酒には、天然のアルブチンが含まれています。
アルブチンは、主に美白を目的としたスキンケア化粧品に使用されています。

色素沈着を改善する働きもあるので、シミを薄くしたり、ニキビ跡を薄くする効果も期待できます。

コウジ酸

コウジ酸とは、1907年に日本で発見された天然由来成分になります。

そしてこのコウジ酸は、1988年に「美白成分」として厚生労働省に認められています。
シミやそばかすの原因となるメラニンを生成する酵素(チロシナーゼ)を、コウジ酸が抑える働きを持っているからです。

また、シワやたるみを引き起こす活性酸素や炎症の発生を抑える作用もあるとされています。
ですので、このコウジ酸にも美白効果があるといえるでしょう。

日本酒化粧品には、そもそも日本酒の成分の中に美肌効果の良いものが多く含まれているため、美容効果が高いということが分かりますね。

危険性・肌荒れはしやすいのか?

日本酒化粧品

では、日本酒化粧品の危険性をみていきましょう。

アルコールなどの添加物

日本酒には美容成分がたくさん含まれていますが、もともとは飲むためのものです。
ですので、様々な添加物含まれている場合があります。

その中で、醸造アルコールや保存料などがあります。
全ての日本酒化粧品に添加されているわけではないですが、こういった添加物がお肌が弱い人にとっては刺激になってしまう場合があります。

日本酒独特のにおい

日本酒化粧品の主成分は、上記と同じく日本酒になりますので、日本酒独特の匂い?香り?がします。

日本酒や焼酎などのお酒が好きな人はあまり影響はないとは思いますが…
日本酒が苦手な方は、その匂いに馴染むことができないかもしれません。
また、日本酒が好きな方でも、日本酒化粧品の匂いが合わないといった方もおられるようです。

保湿力が高すぎる

日本酒には前述の通りアミノ酸が豊富に含まれています。
アミノ酸の働きにより、保湿力が非常に高いといえます。

しかし、ニキビが出来ているときはあまりおススメできません。
ニキビが出来ているということは、皮脂が多くなってしまっている状態です。

肌がべたついたり、テカったりすることも多いと思われます。
そんな時に日本酒化粧水を使ってしまうと、ニキビが悪化する可能性もあります。

日本酒化粧品が合わなかった人の口コミ

日本酒化粧品

日本酒化粧品を実際に使ってみて、デメリットや合わなかったという方の口コミをまとめてみましたのでご覧ください。

顔ではなく、ボディーローションとして購入。
つけ心地がよく、使い始めは良かったのですが、使い続けるうちに、次第にかゆくなってきました。
お風呂に日本酒を入れて入浴していたことがあり、その時は、まったく問題がなかったので、日本酒がダメというわけではなさそうです。
無着色料・無鉱物油・弱酸性のようですが、おそらく、何か別の成分で合わないものがあったのでしょう。
ネット上では、お値段700円前後にもかかわらず保湿成分が高いと、高評価なので、お肌に問題がなければ、かなりコストパフォーマンスが高い商品と言えますね!

引用元・・・たんぽぽのブログ
「日本酒の化粧水」

日本酒から作られている化粧水なだけあって、匂いも日本酒です。
口コミでも臭いという意見がたくさんあったのですが、毎日使っていれば慣れてきました。
最初は、めっちゃ臭いなと思いましたね。
また、日本酒の化粧水を使ったからといって周りから「酒臭い」と言われる事はありませんでしたよ。
しかし口コミを見ていると「匂いが大好き」という人もいました。好みっておもしろいですね。
少なくとも、お酒が苦手な人にはキツイ匂いだと思います。
日本酒の化粧水について調べていると、ニキビには合わないという情報を見つけました。
大容量でバシャバシャ使える分、肌に刺激のある成分も少なからず入っているようです。
私はまったく肌荒れしませんでしたが、ニキビがある方で肌が赤くなった方もいたようです。
しかし反対に「ニキビが良くなった!」という口コミも・・・。
どれだけ良いと言われていても、自分の肌に合う合わないは使ってみないと分からないですよね(;;)

引用元・・・りっぴービューティー
「高保湿で話題の「日本酒の化粧水」を1ヶ月使ってみた感想」
※こちらの方は、実際に使ってみて、高評価されてました。

安全性とメリット・デメリットのまとめ

ここまで、日本酒化粧品のメリット・デメリットについて書いてきましたが、まとめてみたいと思います。

日本酒化粧品メリット
美肌成分が多い
なんといっても日本酒化粧品には、たくさんの美容成分が含まれています。
日本酒は飲んでも健康ですが、化粧品としても利用できてとてもおススメです。

コストパフォーマンスが良い
口コミにも記載していますが、普通の化粧品と比べて安いと思います。
値段700円前後にもかかわらず保湿成分が高いと、高評価を得ています。

日本酒化粧品デメリット
においが気になる
お酒が苦手な方や、日本酒化粧品独特の匂いが気になる方がおられると思います。
しかし、1ヶ月使っていたら気にならなくなったと言われる口コミもありますので、個人差があるでしょう。

ニキビがあるときはおススメできない
保湿効果が高すぎるため、ニキビなどがある場合には悪化する恐れがあります。

日本酒化粧品には、匂いやアルコールなどの添加物、保湿効果が高すぎるなどのデメリットがありますが、実際の効果としては、それを補って余りある性能を持っているのではないでしょうか?
お肌のコンディションをよく加味しながら、上手に利用すれば、とても使い心地のよい化粧品です!

このページの先頭へ