もっと知りたい日本酒化粧品の基礎知識

江戸時代の酒蔵

日本酒を作る杜氏(とうじ)の手がすべすべで美しいことから、日本酒の化粧品としての効能が注目を浴びています。

ところがこの日本酒を化粧品に使う方法は、まだスキンケアという発想がなかった江戸時代からすでに実践されていた方法でした。

美しさも商売道具のひとつである芸妓さんたちは、日本酒を薄めて、またはそのまま化粧水代わりに顔などに塗っていたそうです。
いつの時代も美意識の高い人たちは、美容アイテムに敏感なんですね。

今や海外セレブも注目する日本酒化粧品。
そこで、日本酒が化粧品としてどのような効果があるのか、日本酒化粧品についての基礎知識をご紹介します。

日本酒系化粧品には何が使われているの?

日本酒系化粧品の材料

最近は酒造メーカーがコラボして作っている日本酒化粧品が多く、どこも様々な特徴を付けて差別化を図り、数多くの商品が出揃っています。

そのまま日本酒をお肌に塗る人や、そういった美容法もありますが、日本酒の化粧品…と一言に言っても、実際に私達が実際に飲んでいる日本酒をそのまま使って化粧品を使っているわけではありません。
もちろん、そのまま日本酒をお肌に塗る人や、そういった美容法もありますが…。

酒造では主にお米を原料に日本酒が作られていますが、その過程で使われる様々な原料。
それらを利用して、化粧品に配合したものが、日本酒化粧品と呼ばれているものです。

玄米の表面を削って出来た「米ぬか」「胚芽」「米麹」「酵母」などから、エキスを抽出して、化粧品に配合しています。

日本酒が出来る過程で作られる美肌成分

美肌成分

日本酒は「醸造酒」という分類でワインやビールと同じ、原料を発酵させることで造られるお酒です。

お米に米麹と酵母を加えて発酵させることにより米が糖化して糖分が発生します。

他にも、酒粕、米ぬか、塩麹、αGG(アルファ・グルコシルグリセロール)、米セラミド、フェルラ酸、コウジ酸、アルブチン、遊離リノール酸など様々な美肌成分が作られます。

日本酒やお米に含まれる美肌成分と美容効果

化粧品としての4つの美容効果

<保湿効果>
日本酒にはアルギニンやグルタミン酸といったアミノ酸が豊富に含まれていますが、このアミノ酸が保湿効果の秘密。

私たちの肌の表面、角質層にはNMF(天然保湿因子)という保湿成分があります。
このNMFの主成分はアミノ酸で、肌のアミノ酸が不足するとお肌はカサカサになってしまうのです。

アミノ酸豊富な日本酒化粧品を肌に塗ることで乾燥肌も解消!しっとりすべすべのお肌になるんです。

<美白効果>
アルブチンという成分、美白化粧品でもよく名前を聞きませんか?日本酒にはこのアルブチンを始めとして、シミやそばかすの原因となるメラニン色素を作り出す「チロシナーゼ」という酵素の働きを弱める成分が入っているのです。

紫外線を浴びると肌を刺激から守るため、メラノサイトでメラニン色素が作られます。これにチロシナーゼが働きかけることによりメラニンが黒くなっていくのですが、日本酒の成分がこのチロシナーゼの働きを抑制し、シミが出来るのを防いでくれるのです。

<アンチエイジング効果>
日本酒にはフェルラ酸というポリフェノールの一種が含まれています。フェルラ酸には強力な抗酸化作用があり、活性酸素を除去して細胞が酸化・老化するのを防ぎます。

活性酸素自体は外敵から体を守るために必要なものなのですが、増えすぎると細胞自体を傷つけてしまうため、シミやシワの原因に。

フェルラ酸は活性酸素を除去するとともに、紫外線を吸収する働きもあるので、美白効果も期待できる成分。日本酒化粧品でエイジングケアをしてシミやシワを防ぎましょう。

<ニキビの予防にも>
ニキビの原因は皮脂の過剰な分泌と毛穴の詰まりです。なぜ皮脂が過剰に分泌されてしまうのか?それは潤い不足!

肌の潤いが足りないと乾燥から肌を守ろうとするために皮脂がどんどん出てきます。それが毛穴を詰まらせてしまい、アクネ菌などが繁殖してニキビの元になるのです。

そして加齢とともに肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が残ったままになるのも毛穴を詰まらせる原因です。日本酒には有機酸が豊富に含まれていて、古い角質を落としてくれる作用も。

日本酒化粧品の保湿効果とピーリング効果でニキビを予防できるというわけです。

ニキビや肌荒れに対しての効能

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日本酒を使った化粧品の種類は?

最近ではこの日本酒の美肌成分に着目し、各日本酒メーカーが自ら化粧品を作っています。日本酒といってもお酒そのものを使ったものもあれば、酒粕を使ったものも。色々試してみたくなりますね。

<日本酒化粧水>
純米酒や大吟醸などのお酒を使った化粧水。飲むには美味しい大吟醸も、アミノ酸の含有量からすると、純米酒の方が上なのだとか。使うならアミノ酸量の多い純米酒の化粧水の方がおすすめです。

<酒粕化粧水・パック>
酒粕には美肌成分といわれるコウジ酸がたっぷり含まれているので、美白効果は日本酒以上ともいわれています。コウジ酸は体の糖化も防ぎ、アンチエイジング効果が期待できる成分です。

<酵母エキス化粧水>
日本酒を作る時に発生する発酵エキスが配合された化粧水で、ビタミンやミネラルなどが豊富に含まれていて、年齢を感じ始めたお肌におすすめです。

お酒の成分が多いものを選ぶこと!

日本酒美人

日本酒化粧品を選ぶ時には、お酒の効能を十分感じるために日本酒の成分が多く入っているものを選びましょう。

化粧品の全成分表示には配合されている量の多いものから記載されています。前に方にグリセリンやヒアルロン酸など、保湿効果のあるお酒ではない成分が表示されているものは、しっとりはするかもしれませんが、それはお酒の力ではないですよね。

・酒粕発酵エキス
・酒粕エキス
・コメ発酵液

…など、日本酒由来の成分が前の方に書かれているものを選んで下さい。どうせ使うなら、しっかりと日本酒パワーを感じられるものを!

おすすめの日本酒化粧品はこちらのページで紹介しています、ぜひ見てみてくださいね。

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日本酒は飲んでも肌への保湿効果美白効果血行促進効果などがあると
いわれています。体の中からもきれいになれるお酒が肌に悪いわけがない!

日本伝統の食文化が肌にもいいなんて嬉しいですよね。きれいな人はもう始めています!あなたも日本酒化粧品で、しっとりツルツルのお肌を手に入れませんか。

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